一幕観 河内山

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    JUGEMテーマ:歌舞伎

     

     河内山 幕観してまいりました。

     

     河内山宗俊という人物のありさまが

     

     質屋の店先でのやり取りの芝居でじわじわと伝わってきて

     

     出雲守の屋敷の場面の芝居で 家中に渦巻く不穏な情勢が見え隠れし

     

     宗俊扮する東叡山のおつかい僧がやってきたことで状況が一変しと

     

     一連の流れが 折り目正しくかつさくさくと進み

     

     いよいよ大播磨演じる宗俊の見せ場・・・・

     

     宗俊の目的は 質屋の娘を取り返すことで得られる二百両のお金であって、

     

     正義や 道理というわけでもないこともあって

     

     家中のあれこれをバッサリと脇にやって

     

     お殿様を相手にストレートに目的を達成すべく行動開始で、

     

     殿様をやり込めるにも 直球勝負な やりかたで、

     

     最短コースを突っ切って 目的達成の条件を固めてしまうさまが

     

     プロのゆすりなのか プロの官僚なのか それとも その両方?

     

     おそらくはその両方な存在が宗俊なのだなぁと感心しきり

     

     目的達成が見えてからは 少し優柔不断で、

     

     はやくその場から立ち去りたい様子も見せつつ

     

     「山吹色の・・・」と 言ってみたりと・・・

     

     時計の音が響いた瞬間からのあたふたにあらわれる

     

     完全アウェイであることを認識しつつの 刃の上を歩く仕事ぶりが面白く

     

     ことが露見してからの居直りの場面は 本当に傑作な景色で、

     

     宗俊は どうあっても 勝 な条件をもっていて それを皆が理解しているがために

     

     ほぼ全員が 「共犯者」になって 嘘を誠にすり替えるために一致団結!!

     

     最初出てきたときには 一番悪そうでずるそうに見えた人が 一番普通な人な振る舞いという

     

     まぁ 河竹黙阿弥という劇作家の素晴らしさを 改めて実感し

     

     吉右衛門さんの役者としての素晴らしさを 楽しむことが出来た 素晴らしい舞台でありました。

     

     米吉さんの雄姿もみられたし、歌昇さん 種之助さんのお芝居も観られて

     

     幸四郎さん 魁春さんの 芸も堪能で来て

     

     なにしろ 播磨屋の皆様の息の合った舞台の流れが 爽快でありました。

     

     あと一日となって はや名残惜しく 来年が待ち遠しいという 水心であります。

     

     


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